歯周病・インプラント
歯周病の治療
歯周病とは、歯肉(歯ぐき)や歯槽骨等を歯を支える歯周組織が炎症により破壊されている病気です。むし歯に比べ、あまり知られていませんが私たちが歯を失う原因として最も多いのは、歯周病です。その原因はさまざまですが、症状を自覚しにくいので重症化してから気がつくことも多い疾患です。
歯周病チェックリスト
自覚症状がなくても、歯周病の可能性があります。下記のような症状に心当たりはありませんか?
上記のような症状に心当たりがある方は、是非一度、検診にお越しください。
歯周病治療は、二人三脚です!
進行した歯周病を成功に導くためには、患者様の頑張りと我々医療従事者(歯科医師、歯科衛生士)との二人三脚が必要です。
- 患者様による『自己管理』
- 我々がさせていただく「高水準の治療・技術」
- 治療終了後のメンテナンス(定期検査とクリーニング)の3つがあって初めて治療は成功に導かれます。
再生療法
すでに失われた骨を再生させる方法もあります。
※歯周病というと"不治の病"と思われがちですが、これらの治療をしていけば治癒していきます。
しかし、治癒したからといってそのままにしておくと、再発します。
再発しないよう、定期的にお口の健康診断を受けましょう。
インプラントとは?
歯が抜けた場合の処置方法のうちの1つです。
人工の歯の根を歯の無くなった顎に埋め込んで歯の土台を作り、さらに咬み合わせる部分を作る方法です。
<長所>
安定性が高い・異物感が少ない・自然な仕上がり
<短所>
治療に要する期間が長い(3ヶ月~6ヶ月程度)・埋め込みのための手術が必要・保険が適用されない
インプラント治療の流れ
1. 診査・診断・治療計画
口の中の状況(残存している歯、顎の骨、歯ぐきや粘膜、咬み合わせ等)を細かく診査していきます。全身の状況についても必要に応じて内科等の主治医と連携します。診査の結果から診断し、治療計画を立てます。
2. 術前処置
現在、歯周病にかかっていたり、何か問題点があれば事前に処置します。また、インプラント治療の成否の鍵を握るのは歯に付着した汚れ(歯垢)をいかに除去できるかです。
3. インプラント埋め込み手術・術後管理
骨にドリルを使って(細いものから必要な太さまで)インプラントを埋め込むための穴をあけます。
その穴にインプラントをねじ込んでいきます。 仮の歯をかぶせます。
4. 上部構造(入れ歯の部分)の製作と装着
歯ぐきが元の状態に戻れば、型を取って上部構造を作製します(咬めるようにする)。この操作は自分の歯の型を取るのと変わりません。咬み合わせの状態も確認し、最終的な固定式又は取り外し式の入れ歯ができあがります。
5. メインテナンス(定期健診)=成功のキーポイント
インプラントは天然の歯とは全く違います。人工臓器です。咬み合わせ・口の中の清掃状態・上部構造固定ネジのゆるみ・上部構造破損の有無・骨の状況等定期的にチェックしなければなりません。